
土を耕し、心を耕す vol.3
前島 まいさん
わたしたちは、ほかのいのちをいただきながら生きています。田畑でいのちを育みながら土に触れると、心もじんわりと豊かになるような気がします。
このコーナーでは、「農ライフ(=農と共にある暮らし)」を楽しんでいるいのちのごはんのメンバーを紹介していきます。
3回目の登場は女の子のお母さんでもある前島まいさんです。娘さんを連れて、畑作業を楽しんでくれています。まいさんの寄稿文をご紹介します。

参加しようと思ったきっかけ
自分自身がアトピーで苦しんだ経験があったり、子供にも皮膚湿疹が出ていたことなどもあり、食の重要性は昔から感じていました。食の安全のことを考えると、まずは野菜を自分で作ってみる、それからだと思っていました。
でも、実際に自分だけでやってみると「いつが間引きのタイミングかわからない…」「可哀想で摘果出来ない!」など(涙)そんな時、事務局の恵子さんに「ここで作り方を学びながら自分でやってみたら?」とお声かけいただき、気軽な気持ちで参加しました。
会の発足理由の一つにとても共感したことも、参加の理由の一つです。「オーガニック給食が良い、って皆思うのに、なぜ実現していないんだろう?」「そもそも、給食用にオーガニック食材を育てている農家さんが居ない!?」「ならば、自分たちでやってみよう!!」という、前向きで明るく、パワフルな発足メンバーの皆さんに脱帽です。

当番などのお手伝いに対して不安がありましたが、「で きる時にやればいい」「無理はだめ」「手伝えなくてスミマセン、という事はないよ!」など言っていただき、すごく暖かいチームだなと思い安心しました。また、プロの農家さんが何人も参加しているため、勉強になることも多く、自分の庭ではできない経験ができて楽しいです。
小さい子がいるので、子供づれで畑に行くこともありますが、その時も皆さん優しく温かく見守ってくれていて、「地域で子育てをする」という、今消えつつある文化を再構築するコミュニティの場でもあるように感じています。
参加してみて感じたこと

楽しかった思い出
収穫祭ですね!!朝から集まってジャガイモ、ニンジンを掘り、給食などの出荷用やハネだしに仕分けしながら、一方でお昼ごはんを作るメンバーで採りたて野菜を使った豚汁やホイル蒸しなどを用意し、みんなで畑の横で、青空を仰ぎながらお昼ごはん。美味しかったですね。
子連れでも自分のペースで参加でき、育てた野菜が子どもたちの給食になると思うと、とてもうれしく思います。楽しいのでぜひ、子育ての仲間が増えたらいいな!
